お盆法要と提灯まつり
お盆法要を8月13日〜15日の三日間、勤めさせていただきました。
ご参拝の皆さまと仏説阿弥陀経を読経した後、お昼の法要では前住職に、夕方の法要では住職にお話しいただきました。
8月15日17時からは「提灯まつり」を行いました。
コロナウィルス感染対策の為休止していましたが、今年からカラオケや模擬店などを復活させました。
境内にも提灯を飾りました。
浄土真宗では阿弥陀如来様のお救いで、亡くなられた方は「往生即成仏」で仏様となります。
亡くなられた方の魂がこの世に「霊」として残ったり、戻ってくるという考え方はありません。
お盆の時期に追善供養としてご先祖様をお迎えする為に精霊棚を用意することや、迎え火や送り火としての提灯も必要ないことになります。
浄土真宗としてのお盆とは、亡くなられた方を偲び、ご先祖様に感謝し、阿弥陀如来様のお慈悲やお念仏に感謝し、お盆のご縁に仏さまのお話をお聞かせいただくものかなと思います。地方により初盆などの様式は異なっているようですが、亡くなられた方を偲び、ご先祖様に感謝するものとして提灯を飾るのはいいものではとも思います。
そんな提灯ですが、初盆の時に飾ったきりでそのまま保管したり、処分している方も多いのではないでしょうか。
数十年前の壮年会で、「自宅で保管している提灯を有効に使えないか」「お盆の時期に境内に飾って亡くなられた方を偲ぶご縁になれば」「それならカラオケや模擬店も出して楽しんでは」などの意見が出て、提灯まつりが始まったそうです。壮年会や婦人会の提灯飾り付けや模擬店なので専門業者のようにはいきませんが、当時お寺に関わっていただいた方の気持ちを今も大切にし、準備しています。
たくさんの方にお越しいただきました。
ありがとうございました。