臨時門信徒総会
最新号の門信徒会誌「光輪」とともにご案内していました、臨時門信徒総会「新しい領解文についての協議」を予定通り、7月7日(金)14時00分より浄楽寺本堂で執り行いました。当日はあいにくの天気、平日のお忙しい中、婦人会、壮年会、ご門徒の方にたくさんお集まりいただきありがとうございました。
既にネットなどからの情報で本願寺御門主の御消息発布以降の経緯や浄土真宗本願寺派で大きな問題となっている事をご存知の方から、地方にまで積極的に情報が開示・伝達されていない事から「新しい領解文って何」という方までいらしたと思います。
室町時代に本願寺の第八代蓮如上人が作られたと伝えられる浄土真宗の信仰表現「領解文」ですが、現代の方にも分かりやすい言葉で唱和を推奨しようと本願寺御門主の御消息として「新しい領解文」が発布されたのが今年の一月。ただ、その内容については分かりやすい言葉にしただけでなく、浄土真宗のみ教えと異なる内容でご門徒の方に誤解を招く恐れがあると、僧侶の方から疑問視する声も上がっています。
浄楽寺としても、臨時門信徒総会ご案内の文章に記述している通り、当初より「新しい領解文」については反対の立場を取ってきました。既に半年が過ぎつつありますが事態が収まる気配がなく、今年3月下旬から西本願寺で執り行われた「親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要」でも「新しい領解文」の拝読、唱和が行われたとお聞きしています。
このままの状態では、浄楽寺現住職をはじめ歴代の御住職がご門徒様にお話ししてきた内容や浄土真宗のみ教えを否定することになり、また浄楽寺ご門徒様からも、「現状の状況を正しくご門徒様にお伝えし、浄楽寺としての立場をご理解していただいた方が将来的に正しい姿勢だと思うし、ご門徒様からも信頼していただけると思います」などのご意見もあり、今回の臨時門信徒総会が開催される運びとなりました。
臨時門信徒総会では、住職、前住職から、これまでの経緯や何が問題点なのかをご説明いただきました。説明の資料として、「新しい領解文を考える会」の運営チーム様が作成されたパンフレットを利用させていただきました。
https://note.com/ryouge/n/n0abb7b3aa821
約1時間30分の長時間となりましたが、住職、前住職からの丁寧な説明で現状の把握ができた方もいらしたのではないでしょうか。もう少しお話を伺いたい方や、当日のご都合で臨時門信徒総会に参加できなかった方については、 住職、前住職にお声がけください。丁寧にお話ししていただけると思いますし、今後の法要などでもこれを機会に「領解文」について説明する機会を考えるとのことでした。
浄楽寺の住職・前住職・坊守・婦人会・壮年会・ご門徒様、いずれも浄土真宗のみ教えやご縁を大切にしたいと思っています。決して、本願寺様や御門主様を批判しているわけでなく、大切に思っての臨時門信徒総会であった事をご理解ください。
南無阿弥陀仏